クコって ?
クコとは?
クコの実 クコの実
  ナス科
  学名 : Lycium Chinese
  英名 : Chinese wolberry, Chinese matrimony-vine
  中国名 :   枸杞 
  クコ(枸杞)はナス科の落葉低木(1〜2mの高さ)の植物です。
    中国から、日本、台湾、マレー半島などのアジア東部に広く分布する落葉の低木で、枝
   には短いとげが見られます。
   中国の古書には、「枸(からたち)のようなトゲがあり、杞(こりやなぎ)のような枝がしな
   やかに伸びるので、枸杞と名付けた」という記載があります。淡い紫色の可憐な花を咲
   かせた後には、卵形の小さな赤い実をつけます。
歴史
  中国最古の詩集「詩経」と最初の本草学の書「神農本草経(しんのうほんぞうきょう)」に
  記載されており、中国では3〜4千年前から利用されてきました。
  日本には平安時代に伝わり、文徳天皇はクコの葉を栽培する専用の庭園を持っていたと
  いわれています。
産地
健康食品 クコ畑 健康食品 クコの実
  中国の古典文献で著名なのは寧夏(ねいか)クコで、特に寧夏の中寧(ちゅうねい)クコは
  薬・食ともに優れた品種として知られています。
  また、日本でも全国各地の道端、野原、浜辺など、湿気のある場所に自生する生命力の
  強い植物です。夏に葉を虫に食い尽くされて枯れ、秋にまた新芽を出します。9月ごろ、
  薄紫の花を咲かせ、グミに似た熟すと赤い実をつけます。
成分・・・
  成分 : アスパラギン酸、プロリン、グルタミン酸、アルギニン、セリなどの必須の9種
  アミノ酸をすべて含む18種類のアミノ酸、色素のゼアキサンチン、フィサリエン、βーカロ
  チン、ビタミンB1,B2,CV,E,ベタイン、スコポレン、クコアミンA、リシウムアミドなど
  が含まれています。

  
薬理作用 : クコのエキスはウサギに対して血圧降下を示し、実験的に肝障害を作っ
  たマウスの肝保護作用や、コレステロールの増加抑制作用が認められています。
  また、細胞での酸化を防ぐ作用や、老化したマウスの免疫機能を元に戻す作用なども
  研究されています。

  
ゼアキサンチン : 
  ルティンが体の中に入って変化し形成される目の栄養成分。クコジュースには100g中
  に39.5mg含まれ、(天然果実で最大)
目の諸機能を保護します。

  中国では臨床データがたくさんあります。人に1日50gのクコを食べさせた場合、10日
  間で、スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)やヘモグロビン値が増え、過酸化脂質が
  減少したそうです。SODが増えれば、進退の酸化が抑制され、老化を遅延させることが
  できます。また、34日間クコを採取した健康な18〜25歳の人々は、視力が改善し暗所
  適応が向上したそうです。
  (山形県衛生研究所発行の文書より引用)
物語・逸話
   中国古代の薬学書「神農本草経(しんのうほんぞうきょう)」に、「クコは腎を補い、肺
      を潤し、体液を生み出し、精気ををますます盛んにし、内分泌の機能を高め、疲労に
     よる内熱を除き、養分を補充し、老化を防ぐ」と記されている。

     現代漢方の視点では、肝臓の機能を高めて、肝細胞の保護や再生に役立つという。
     漢方では「目は肝臓に通じる」というのが定説。両者の機能は密接に関係している。
     クコによって肝臓の機能が活発になると、その波及効果が眼精疲労や老眼、かすみ
     目、視力減退などの対策として漢方では古くから知られております

   クコ、サイカチ、アケビの葉を混合した茶を飲んだ人が、200歳迄生きたといわれる。
   平安時代の文徳天皇のクコ庭園の管理人は、クコを常食していたためか、120歳
     迄生きたといわれる。クコは漢方や民間薬で繁用されてきた重要な薬草の一つです。
   「春に枸杞の葉を採り枸杞子と名づけ、これを天精草と名づけ、夏に花を採り、長生
     草と名づけ、秋には果実を採り枸杞と名づけ、冬には根を採り、地骨皮と名づける。
     これらを乾燥させ、一晩酒につけ、49日間さらし、乾かして蜜で練って丸薬とする。」
  日本のエピソード
   残夢 : クコを常食し、不老長寿となる。(柳田国雄著:東北の文学より)
   貝原益軒 : 大和本草のなかで、「枸杞は裁量の薬菜」として紹介
   天海僧正 : 108歳までぼけずに大往生。健康の秘訣はと訊ねられ、「クコ飯を
    常食すること」「物事にとらわれないこと」と述べた文献が残っている。
   為永春水がクコを常食し、老境にありながら、日本での公式な記録による発禁書
    の第1号となった「春色梅暦」を世にだした。
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